バンコクに来てから、抜け毛が増えた気がする──それは「3ヶ月前」に始まっていました。
バンコクでの生活が始まり、シャワーのたびに排水溝にたまる髪の量が気になる。
朝、枕についている髪が明らかに増えた。
そんな不安を感じていませんか?
neveにいらっしゃるお客様からも、とても多くいただくご相談です。 とくに、バンコクにいらして半年前後の方から戸惑いのお声をよく伺います。
先にお伝えしたいのは、これはあなたのケアが足りないわけでも、年齢のせいでもありません。 そして、今日急に始まった問題でもありません。
実はこの抜け毛、約3ヶ月前に仕込まれた「時限式」の反応なんです。
⏰ なぜ「3ヶ月後」に抜け毛が増えるのか
髪には、成長して→お休みして→抜け落ちる、というサイクルがあります。
健康な状態なら、頭の髪の約85〜90%が成長中で、残りの10〜15%がお休み中。 1日50〜100本程度の抜け毛は、実は正常な範囲です。
ところが、身体が大きな環境変化やストレスを受けると、 「今は髪を育てている場合じゃない」と判断して、成長中の髪を一斉にお休みモードに切り替えます。
これが「休止期脱毛(Telogen Effluvium)」と呼ばれる身体の防衛反応です。
お休みモードに入った髪は、すぐには抜けません。 約3〜4ヶ月そのまま頭皮にとどまり、新しい髪が生えてきたときに押し出されるようにして抜け落ちます。
つまり——
「バンコクに来てから半年くらいで急に抜け毛が増えた」
これは、渡航直後に身体が受けたストレスの結果が、3〜6ヶ月のタイムラグで表面化したということ。
突然の大量脱毛に見えますが、実際には数ヶ月前から仕込まれていた反応なんです。
🧠 引き金になるのは「見えないストレス」の蓄積
では、何が引き金になっているのか。
バンコクへの引っ越し自体が、身体にとっては大きなストレスイベントです。 自覚がなくても、身体は反応しています。
- 慣れない気候への適応
- 言葉の壁、生活の立ち上げ
- 新しい人間関係のプレッシャー
- 食事や睡眠リズムの変化
こうしたストレスが続くと、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が慢性的に高まります。
コルチゾールは血管を収縮させ、毛根への栄養供給を絞ります。 身体にとって髪は「生命維持に直結しない組織」なので、優先度が下がるのです。
「バンコクの生活、楽しいけど疲れる」——その「疲れ」が、髪に出ています。
🍽️ もうひとつの原因:バンコク生活の「隠れ栄養不足」
バンコクでは外食やフードデリバリーが便利で、つい頼りがちになります。
タイ料理は美味しいけれど、髪の成長に必要な特定の栄養素が不足しやすい食生活にもなりやすい。
| 栄養素 | 髪にとっての役割 | バンコクで不足しやすい理由 |
|---|---|---|
| 亜鉛 | 毛母細胞の分裂に必要 | 暑さによる発汗で体外に流出する |
| 鉄(フェリチン) | 毛根に酸素を届ける | 女性は元来不足しがち |
| ビオチン(B7) | ケラチン合成を助ける | 偏った食事で摂取量が減る |
| L-リジン | 鉄の吸収を促進 | 動物性タンパク質の摂取が減ると不足 |
特に亜鉛は要注意。 バンコクの暑さで毎日大量の汗をかきますが、汗には高濃度の亜鉛が含まれています。 自覚なく亜鉛が流出し続けると、毛母細胞の働きが鈍り、抜け毛が長引く原因になります。
🔍 一時的?それとも対処が必要?見分け方
抜け毛が増えた時、一番不安なのは「このまま止まらないのでは」ということですよね。
ほとんどの場合、休止期脱毛は一時的です。 身体が環境に慣れてくると、3〜6ヶ月で自然に落ち着いていきます。
ただし、以下のサインが出ていたら、ケアを見直すタイミングです。
📗 一時的な反応のサイン
- 抜け毛が頭皮全体から均等にある
- 抜けた毛の根元に、白くて丸いふくらみ(こん棒状)がある
- 渡航から3〜6ヶ月後に始まり、徐々に落ち着いてきた
📕 ケアを見直すサイン
- 半年以上、抜け毛が減る気配がない
- 頭皮の痒みや赤みが続いている
- 抜けた毛が、以前より細く短くなっている
見分けのポイント:抜けた毛の根元を見てください。 白くて硬い丸い塊がついていれば、それは休止期脱毛の典型的な特徴です。 一方、毛自体が細く弱々しくなっている場合は、毛根の機能低下が進んでいる可能性があります。
🌿 今日からできる、基本のケア
ストレスへの対処が最優先
抜け毛の引き金がストレスである以上、ストレスの軽減が最も効果的な対策です。 大げさなことではなく——
- 睡眠時間を確保する(毛母細胞は夜間に最も活発に分裂します)
- 自分だけのリラックスタイムを作る
- 「慣れなくて当然」と自分に許可を出す
栄養を意識する
亜鉛・鉄・ビオチンを意識した食事に。 サプリメントでの補給も選択肢のひとつです。
亜鉛が豊富な食材:牡蠣、赤身肉、ナッツ類、豆類 鉄が豊富な食材:レバー、ほうれん草、レンズ豆 ビオチン:卵、アーモンド、さつまいも
シャンプーとシャワーの見直し
バンコクの水質も、頭皮環境に影響しています。 週1〜2回のキレートシャンプー(成分表示にEDTAやフィチン酸が入っているもの)で 蓄積したミネラルを落とすこと。 シャワーヘッドフィルターの導入も効果的です。
▶ バンコクの水質と髪への影響について、もっと詳しく知りたい方はこちら→ バンコクに来てから、白髪が増えた気がする
🕊️ 最後に
抜け毛が増えたことに気づいた時、不安になるのは当然です。
でも、バンコクに来て数ヶ月で抜け毛が増えるのは、多くの方が経験する一時的な反応です。 身体が新しい環境に適応しようとしている証拠でもあります。
ストレスを整え、栄養を意識し、頭皮環境をバンコクに合わせること。 この3つを少しずつ積み重ねていくことで、髪は本来の力を取り戻していきます。
neveでは髪の不純物を取り除く「デトックスヘッドスパ」や、 頭皮の状態をチェックしながらのカウンセリングを行っています。
「自分に合ったケアがわからない」と思われたら、 お気軽にご相談ください。
今のあなたの髪にぴったりの方法を、一緒に見つけていきましょう。