今年のタイはロックダウン以降、4連休が2ヶ月の間になんと3回!
さすがだな〜と思っているneveのまつざかです。
みなさま、連休はどちらにお出かけですか?
さて今回は『旅行のヘアケア』についてのお話。
✔️最近旅行してきた!
✔️ロックダウン以降、外出が増えて髪が傷んだ気がする。
✔️ゴワゴワ、色抜け、が目立ってきた。
なんで旅行すると髪が傷むの?5つの原因。
旅行中に起きるダメージの原因を考えてみましょう。
- 紫外線
- プール、海水
- シャンプー
- 潮風
- ホテルの空調
順番に見ていきます。
①紫外線
もはや説明不要。百害あって一利なしって思うほどアウト!です。
しかも髪が濡れた状態で紫外線を浴びると毛髪内部の『酸化』がもっと早く進行します。
う〜ん、恐ろしいですね。
覚えておいてくださいね、濡れた髪は紫外線に当ててはいけません!笑
②プール、海水
まずプール。『塩素』って聞いたことありますよね。
水質を維持するための殺菌作用があるので必ず使われているのですが、これが髪の毛のタンパク質を破壊するのです…同時に、肌や頭皮の乾燥の原因にもなると言われています。
そして海水。髪って本来『弱酸性』なんです。聞いたことありますよね。
でも海水って『アルカリ性』なんですね。アルカリ性に傾いた髪は(ヘアカラーやパーマ液などもアルカリ性)キューティクルを開く作用があります。
本来、髪を守るキューティクルが開くと言うことは、紫外線や摩擦から髪を守ることもできなくなります。城の門が空きっぱなしで攻められている状態ですね。はい、もうお手上げです。
③シャンプー
でっかいバスタブでテンション上がってるところ申し訳ないのですが、宿泊先のホテルのシャンプーで髪が傷んでいる可能性も高いです。
私もこれまで様々なホテルに宿泊してきましたが、『いい感じ!』と思えるシャンプーは本当に少なかったです。9割くらいはゴワゴワになってしまう印象です。
④潮風
磯の香り、ウミネコの泣き声、波の音…素敵ですね。
でも潮風だけには気を許してはいけません。笑
「海には入ってないのに手触りが悪くなった」「ビーチリゾート行ったらゴワゴワする」なんて声もちらほら。
これ実は、潮風が原因かもしれません。
髪に塩分が付着すると『浸透圧』(聞いたことあるかな?)の影響で髪内部の水分を奪ってしまうのです。
簡単に言うと、漬物つくると、水がでてきますよね。あれです。
ご飯が進みそうですね。
⑤ホテルの空調
ホテルは建物全体で空調を効かせているため、室内はかなり湿度が低くなっています。
これが原因で髪が簡素している可能性がありますね。
旅行中のヘアケアはどうしたらいい?
せっかくの旅行なんだから滞在中は髪の毛なんて気にせず楽しみたいですよね。
そのためにもちょっとだけ気をつけてあげてほしいのです。
①紫外線
紫外線から髪を守るのは、基本的にお肌と同じ。
- UVスプレー(髪用が望ましいが全身用でもOK)
- UVケア用保湿剤(洗い流さないトリートメント)
- 帽子(髪の毛は出さないように!)
②プール、海水
まず髪をプール、海水につけない!
- 帽子(スイミングキャップ)
- 髪を真水で濡らす(先に水を含ませておくことで侵入を軽減します)
- 保湿剤をたっぷり含ませる(洗い流さないトリートメント)
濡らさないことが第一です。
③シャンプー
- いつものシャンプーを持参する。
- 根元だけ洗い、毛先は保湿剤でカバーする。
荷物は増えますが、持っていくのが安心ですね。
④潮風
- これもやはり保湿!
- いつもよりたっぷりめにつけて、髪内部の水分を閉じ込めます!
シアバターなんかでコートしてもいいですよ!
⑤ホテルの空調
- 最後にこれも保湿!笑
全部保湿でしたね。
この時はできるだけ早く髪を乾かしてあげてくださいね。
とにかく旅行期間中はコートして守る!が鉄則ですね。
旅行で抜けた髪の色
それでもやっぱり、紫外線やプール、海水で髪の色は明るくなります。
では考え方を変えて、『抜けても綺麗な色』にしてみてはいかがでしょうか?
色が抜けて明るくなった髪は『イエロー』が強く出てくるので傷んで見えます。
少しでも『イエロー』が出て来ないようにしっかり色素を入れておくと◎
旅行中って屋外での写真も多くなりますよね。
そんな時「髪明るすぎたな〜」って感じたことはありませんか?
あれは屋外の明るい光に透けて室内よりもずっと明るく写るからなんですね。
外に出ることが多いことが事前にわかっていれば、旅行前は濃く染めておくとちょうど良い感じになります!ぜひお試しを。
【実践】色抜けも綺麗なヘアカラー
ちょうど先日のお客様が、色抜けを想定した『濃いめカラー』だったのでご紹介。
使った色は『ダークシルバー』
シルバーといっても、灰色にはならずに髪の持つ茶色の色素と混ざって濃いベージュに仕上がります。早速みていきましょう。
【ビフォアー】
毛先はかなり時間が経過して明るく変色。日々のダメージで乾燥し、色もダメージを引き立てています。
ここから毛先の『イエロー』を抑えて、自然な地毛のトーンまで戻していきます。
【アフター室内】
こちらが仕上がり。室内の蛍光灯の下だと地毛に近い色まで落ち着きました。(実際だともう少し明るく見えますね)
オーダーは地毛のトーンなのですが、そのまま黒っぽく戻すと、髪は濁った色になり重たい印象になります。そこで光に透けるように『ダークシルバー』で調節しています。
【アフター窓際】
こちらはもう少し明るい光での見え方です。ずいぶん印象が変わりますよね。(直射日光だとこれよりもう少し明るくなるます)
毛先が光に当たっても『イエロー』をしっかりけしているので色味はベージュのままです。これくらいまで色を濃くしてやっとギラギラ感が消えるのですね!
髪に落ち着いたツヤ感がほしい大人女子にもオススメです!
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
私自身、執筆しながら「保湿ばっかりじゃん」って思っていました。
それくらい基本中の基本が大事ってことですね。
もしも、すでに「ダメージしちゃった!どうしよ?!」って方はご相談ください。
ダメージの進行が激しければ、サロンでの集中ケアを。すぐに治せるくらいのダメージであればホームケアで十分対応できます。
この場合のダメージは薬剤による致命的なダメージではないのですぐに対処すればあっという間に治すことができます。ご安心ください。
それではまた次回!