タイのニュースなどでご存知の方も多いかと思います。
毎年、乾季から暑季にかけて雨量が少なくなり水質が悪化します。
元々バンコクは海抜が低いことに加え、地下水の汲み上げにより地盤沈下が進行しています。
雨の降らないこの時期は水位も下がり海水が逆流し、生活用水にも塩分が混ざってしまうそうです。
この水が原因で、皆様の髪(場合によっては肌にも)に悪影響を与えているかもしれません…
今回はそんな気になる髪のダメージのケア方法についてのお話。
ゴワついた髪の原因となる不純物の除去とやわらかく仕上げるトリートメントがセットになった限定プロモーションも準備しております。
✔️最近、手触りが悪く感じる…
✔️急に髪の色が明るくなってきた…
✔️まとまりにくい…
バンコクの水質
日本と比べて硬度の高いタイの水道水。
お水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムなどミネラルの含有量が100mg/Lを超えると『硬水』と呼ばれます。
メリット、デメリットは様々なのですが、このミネラルが髪にも大きな影響を与えます。
また、タイは乾季になると生活用水に海水が混ざることがあります。
これによりバクテリアの増殖や、塩分の上昇などによる水質の悪化。
水中の塩分が上がれば水道パイプなどのサビが増えることも予想されます。
どうして水で髪が傷むの?
髪が傷む原因に水が挙げられます。
特に水質が悪化し不純物が増えた状態となればなおさら。。。
それに加えて紫外線量も増えてきたとなればダメージは進行するでしょう。
どうして水質が影響するのかを考えてみました。
【原因①】水道水
水道水にはカルシウム、マグネシウム、銅、鉄などの『金属イオン』が含まれています。(日本の水にも含まれています)
硬水で髪がゴワゴワして感じるのはこれらが多く含まれているからなんですね。
この『金属イオン』がなかなかの曲者でして…シャンプー後の髪の毛に吸着しやすい性質をもっています。
金属イオン多く吸着した状態でパーマやヘアカラーを行うと、カールが取れやすくなったり、色持ちが悪くなったりと本来の薬剤の反応が起きないこともあります。
【原因②】海水
さらに海水には「塩化マグネシウム」「硫酸マグネシウム」「硫酸カルシウム」なんて成分が含まれています。
これらが付着すると、髪を硬くしてゴワゴワの原因となったり、長時間放置したりすると切れ毛になることもあります。
もともと健康な髪は『弱酸性』のため海水の『弱アルカリ性』に触れるとダメージやヘアカラーの褪色を引き起こします。
髪をこれ以上傷ませないためにはどうしたらいい?
これ以上ダメージを進行させないためにはどうしたら良いのでしょうか?
中性域である水道水に海水が混ざるとpHが高くなり『弱アルカリ性』に偏る可能性があります。
先述の通り、健康でイオンバランスのとれた髪は『pH4.5~5.5』の弱酸性です。
アルカリに偏った髪はヘアカラーやパーマをしている状態に近くなり、デリケートでダメージを受けやすくなります。
【解決策1】優しいシャンプーを使う
アルカリ性に偏った状態の髪をゴシゴシと強く洗ってしまうと、そのまま物理ダメージとなりキューティクル(髪表面の皮)が剥がれます。
一度剥がれたキューティクルはどんなトリートメントを使っても修復不可能です。
そうならないためにも、優しいシャンプーを使い、丁寧に洗いしっかり塩分を流しましょう。
優しいシャンプーの選び方は、
- 優しい洗浄成分(界面活性剤)を使う(アミノ酸系、ベタイン系)
- 泡立ち良く髪が絡まらない
- 水洗後にキシまない
これらの条件で髪に合ったものを選びましょう。
neveでも様々なシャンプーを準備しております。
【解決策2】サロンで定期的に不純物を取り除く
金属イオンを取り除くシャンプーやケア剤を使うことで髪のゴワつきを防ぎ、手触りを改善します。
ヘアサロンでは金属イオンを除去しながら染めるヘアカラーや、洗うだけでケアできるシャンプーなど様々な対策をしています。
いつもの美容室でも取り扱っていると思いますので聞いてみるのもいいかもしれません。
ヘアサロン帰りに手触りが良い状態になるのもこの効果があるためだと思います。
neveでは『ヘアデトックススパ』で金属イオン、酸化物、残留アルカリなどをしっかり分解していきます。
neveのシャワーは特殊なフィルターを通した水を使い不純物を取り除いています。
そのトリートメント、本来の効果が出せていますか?
「髪がゴワゴワしたらリンスやコンディショナー、トリートメントをたくさん付けたらいいんじゃない?」
なんて声も聞こえてきそうですが、実はそうでもありません。
シャンプーやトリートメントの効果
できるだけ簡単に説明しますね。笑(細かいとことは端折ります)
○シャンプーの本来の目的は汚れを落とすことです。
これには界面活性剤(➖)が使われています。
○トリートメントは髪の保湿が目的です。
これには界面活性剤(➕)が使われています。
この二つの(➖と➕)界面活性剤は性質が違います。
シャンプーには汚れを落とすための『陰イオン➖』、トリートメントには保湿のための『陽イオン➕』が使われています。
また、髪は健康な状態(酸性)では「陽イオン➕」を多く帯び、ダメージを受けた状態(アルカリ性)では「陰イオン➖」を多く帯びています。
それぞれ『陰➖』と『陽➕』でくっつく性質があるためシャンプー(➖)で洗い、トリートメント(➕)で保湿するってことができます。
ここで問題なのは金属イオンもトリートメントと同じ『陽イオン➕』なのです。
つまり『トリートメント(➕)』で保湿したい髪のダメージ部分(➖)に『金属イオン(➕)』がくっついてしまい、保湿効果を邪魔してしまいます!!
さらにはダメージレベルが高いほど陽イオンを引きつけます。
なんてことでしょう。
これではせっかくのトリートメントも髪に定着せずに流れてしまうことになります…
ではどうやってトリートメントの効果をいつも通り発揮したらよいのでしょうか?
ポイントは金属イオンを取り除いてからすぐにトリートメントを吸着させること。
金属イオンを取り除く(キレート効果)ことができる成分は多くあります。
neveでは特にヘアカラーやパーマ後のケアを徹底しており、「悪い成分は残さない」って意気込みで状態を回復させています。(だから特別なトリートメントをしなくてもヘアカラー後にはダメージをあまり感じないと思います)
この状態ですぐにコーティングタイプのトリートメントしてあげるだけでしっとり質感も持続アップし、自宅でのケアも効果的になります。
家ではどのようにケアしたらいいの?
ヘアケア方法①
洗浄力の優しいシャンプーに切り替える。
\\管理人オススメのシャンプーはこちら//
どれも優しい洗浄成分でを使っています。
様々なシャンプーを使い比べてタイの環境や水質にも良いと感じた商品です。(もちろん自分でも使い込んで吟味しています)
最近ではウェブサイト上にシャンプーの成分解析や使用感のレビューなども多く見かけます。
しかし水質の違いで仕上がりは全く違うものになり、必要な成分も変わります。
個人的な考えになりますが、サロンでのトリートメントやスタイリング剤を変えるよりもシャンプーを変える方が髪質は良くなります。
理由はシャンプーが『毎日使うもの』で『油分を落とすもの』だからです。
これが『毎日、必要な油分を落としすぎている』と髪は傷みます。
管理人の優先順位は、
シャンプー→洗い流さないトリートメント→サロンケア→コンディショナー
でお勧めしています。(考え方に違いはあるので担当の美容師さんと相談してくださいね)
髪質や状態、好みの質感などによりピッタリのシャンプーをお選び致します。
香りなども試すことができますのでお気軽にお申し付けくださいね。
ヘアケア方法②
リンスやコンディショナー、流すタイプのトリートメントには皮膚刺激性があり、肌に長時間触れるものにはあまり向きません。
一方で洗い流さないトリートメント(アウトバスとも言う)はノンイオンタイプとなっています。
洗い流さないトリートメントはオイルタイプとミルクタイプに分かれます。
neveでの使い分けは
オイルタイプ→ツヤ出し、アイロンスタイリング向け
ミルクタイプ→保湿、柔らかくしたい髪向け
となっています。
ハイダメージケアには両方付けるのもオススメです。
付け方は毛先を中心にしっかり揉み込んでください。
しばらく握り込むことで徐々に髪が柔らかくなってくるので、馴染んできたらクシを通して整えましょう。
ご来店時にあなたの髪に合ったケア剤をお伝えしますのでお気軽にご相談くださいね。
まとめ
『トリートメント』と言っても様々な効果、効能があります。
状態や相性によって効果を感じることもあれば、その逆もまた然り。
場合によっては髪のクセを多少とったり、内部補修をした方がより効果を感じて頂けることもあります。
neveではトリートメントやヘアデトックスが本当に必要な髪にはお勧めしていますが、不要な髪にははっきりとその旨をお伝えしております。
最近、髪質が気になるな…なんて方はご来店時にお申し付けくださいね。