ここバンコクでも日本でも(もはやアジア全体かな)韓国系のファッションやヘアスタイルのトレンドが続いています。
「いやいや、私は影響受けてないよ」って思っても実は日本のトレンドそのものが韓国に影響受けてたりするので無視できない存在です。
Instagramやファッション誌でも『韓国風』のキーワードは乱発されていますよね。
もちろんneveでも韓国系のヘアスタイルのオーダーがじゃんじゃん来ます。タイのお客様だけでみれば多分9割くらい。笑
でも一応、ウチは日系サロンなので「前髪は韓国風で、毛先の感じは日本風がいい!」なんてミックススタイルでオーダーされるオシャレ感度の高いタイのお客様も大変多くて驚いています。
タイの女性(特に若年層)の感覚として、『ファッションは韓国、プロダクトは日本が好き!』なんてことも多いようです。
好きなテイストにどっぷり!ではなく、タイの方の感性で『好き』を選んでるって感じなのかなと解釈しています。
そんなこともあり、これまで全く知らなかった韓国美容&ファッションを日々研究している管理人です。
今回は日本人、タイ人問わず特に多い『韓国風の前髪』の切り方についてご紹介。
知れば知るほど韓国の『美』へのこだわりに驚かされます。参考になれば幸いです。
【この記事はこんな悩みの方にオススメ!】
✔️ちょっと韓国風を取り入れてみたい
✔️シースルーバング試したいけど似合うかな?
✔️大人にも似合う前髪が知りたい!
前髪の種類と与える印象
ひと言に「前髪」と言っても様々な形や長さがあります。
顔周りに動きをつけたり、束ねた時に下ろせる毛束を作ったりとアレンジも自在です。
(当然ですが)顔にかかる髪なので見た目の印象の大半を担っていると言っても過言ではありません。
「前髪命」だと私も思います。
長さ以外にも「幅」「厚さ」「量」「毛先」「透け感」「分け方」など前髪を支える要素はたくさんあり、これら全てに神経を集中させて整えていきます。(大袈裟ではなく、多くの美容師さんがそうだと思います笑)
それくらい重要です。
他の9割が良くても前髪失敗したら全て台無しですよね。
韓国風の前髪って?
韓国の女優さんやアイドルのやってるヘアスタイルに多くみられる前髪デザインです。
美容師の技術的な観点からすると、「小顔効果」「骨格補正効果」がふんだんに盛り込まれているのが特徴です。
韓国女性の大人っぽい顔立ちに「抜け感」や「透明感」を演出しているのもこの前髪だと言えます。
特に管理人が感心したのは、この3つのポイント。
- さりげなく、はらりと落ちてくる絶妙な透け感の毛束
- 目線を惹きつける目尻からのS字カーブ
- 束ねた時にも抜かりないおくれ毛
どれも計算されていてあざとい、と言うかこれはズルい。絶対に可愛くなってしまいます。
Instagramを観ていても前髪スタイリングの投稿は毎日のように上がってきます。
それだけでも韓国美容の結晶がこの前髪に込められていることが分かります。
シースルーバングとは
「シースルー」とは直訳すると「透けて見える」状態を指す言葉です。
「バング」は「前髪」ですね。
つまり『透けてる前髪』です。
デザイン的には全てが透けているわけではなく、目頭か瞳の幅の内側が透けているような切り方になっています。
これにも小顔効果が使われていて、頭を小さくみせ目を強調することができます。視線が誘導されるんですね。
骨格やヘアスタイルに合わせてシースルー部分の幅を調節するといいでしょう。
長さも眉下から目にかかるくらいで、アイロンやカーラーで丸みをつけてフワッとスタイリングします。
髪の量が少ない前髪なので、ペタッとさせないように注意が必要です。
大人に似合う前髪のコツ
10〜20代だけではなく大人の女性にも似合わせることができるのが韓国流。
年齢とともに顔周りの髪が細くなったり、伸びなくなったりすることもあるので顔周りを包むように切ることで目立たなくすることができます。
大人の女性の場合はおくれ毛を短めにしたり、ツヤ感をだしてあげるのも大切です。
ペタッとするのも避けたいので前髪だけパーマをかけても良いですね。
【根本のボリュームパーマと前髪にワンカールパーマ↓↓↓】
【パーマがかかった状態↓↓↓】
【乾かすだけでふんわり丸くなります】
失敗しない前髪の切り方
失敗しない切り方のポイントは3つ。
『乾いた状態で』『真ん中から』『少しづつ』切ること。
失敗してしまう原因は、
『濡れた状態で』『利き手側から』『いっきに』切っているケースが大半です。
利き手側が短くなり、乾かしてみたら短く上がってしまい、その頃には取り返しがつかない状態になっています。
①まずは眉間の幅で小さな三角形をとり、長さを決めて切りましょう。
②その最初の三角形から徐々に大きな三角にしていくと失敗する確率は下がります。
③大体、瞳の幅の三角まで切ったら終わりです。
それ以上は美容師さんに任せましょう。笑
前髪についてよくある質問
サロンで実際によく受ける質問をここでご紹介していきます。
気になることがあればLINEでも大丈夫ですのでお気軽にどうぞ。
Q.前髪を作ると顔が丸く見えますか? A.前髪の幅や長さの残し方で調節可能です。横幅を強調するような前髪デザインを選ぶと丸く見えることが多いので、隙間を作ったり幅を狭くすることでスッキリとした印象にできます。
Q.前髪を作ると幼く見えますか?(若作りしているようにみえますか?) A.幼い印象は顔のパーツのバランスによるものです。前髪を作ることで顔の重心が下がってしまうと年齢に対し不自然な印象を与えてしまうことがあります。 正面から見た時に、頭のてっぺんからアゴ先までの間にパーツがバランス良く見えるような前髪の長さを選びましょう。 大人の女性の場合、意外と眉上の短め前髪も似合うことも多いです。 オーダーのポイントは『どんなイメージ』にしたいかを美容師さんに伝えてみましょう。 イメージとは難しく考えず「カジュアルな印象」「かっこよく」「優しい印象」など思いついたキーワードで十分です。
Q.クセが出るのですが前髪は作れますか? A.髪自体のクセであればストレートパーマやアイロンのスタイリングで調節可能です。 根本の生え向きのクセの場合はできる前髪のデザインが限られることがあります。 前髪のストレートパーマは、強すぎると馴染みにくく自然な丸みが出ないので、少し優しくかけるのがオススメです。 ちょっとだけクセが残っているくらいの方が、自宅でスタイリングした時に丸みがつけやすくボリュームを出しやすいです。
まとめ
いかがでしょうか?
マスクをすることが当たり前になった今、前髪のバランスも変わってきました。
口元が隠れていても目元に動きのある前髪で変化を楽しむことができます。
少し切るだけでも大きく印象の変わる前髪だからこそこだわりたいですね。